先日起業して12周年となりました。12年間とにかく毎日走ってきたことで今があると思っていますし、走り続けることができたのは、一人では当然無理でした。家族や友人、仲間、お客様たちに支えられてきたからこそ、こうやって12周年を迎えることができたのだと思います。
僕が起業して重要だと思ったことを5つお伝えができればと思っていますが、12年間の中では5つではおさまり切れないぐらい色々なことがありました。起業することで、人から馬鹿にされることもあったり、成果が出るまでは信用もなく相手にされることも少なかったです。
今回これから起業する人や今起業している人で、僕が大事にして欲しいことや成果を上げるまでに何を優先するのかについてもお伝えをしていければと思っていますので、楽しみにご覧ください。
ビジネスを優先できるかどうか
起業してきてわかったことは、ビジネスの世界はめちゃめちゃ厳しいということです。毎日、起業家や経営者は会社のことを考え、ビジネスのことを考え、アイデアが出ればそれを試し、新規事業も積極的に取り組み、いち早くビジネスを軌道に乗せるべくして、必死になって取り組んでいるということを学びました。
僕が起業した頃によくみていた情報では、簡単に稼げる。楽に稼げる。1日経ったの30分で億万長者といった怪しい情報に目を奪われて、それが正しいかの如く取り組んでいました。それ自体はビジネスではなく「詐欺」に近い内容のものも多かったのですが、それ自体を真剣に取り組む気には慣れませんでしたが、最近そういった系の情報も流行ってきているようでとても残念です。
情報はいろいろあるとしても、成果を出している人ほどビジネスを優先しているということに気づいて欲しいですし、気付けなければ起業しても、起業家としてビジネスをしている今でも、多分うまくかないような気がします。
ビジネスの世界は、そんなに甘くないです。プロがたくさんいて毎日必死になってビジネスを取り組んでいます。YouTubeやTwitterなどをみているとポジショントーク的なことで、何もしていないようなことを話をしている方も多いですが、裏では相当働いていますから(笑)
ただ言えることは、ビジネスでも全力だし、遊ぶ時も全力だということです。全力感があるというのは共通していることだと思いますし、なんだかんだでいつも仕事のことを考えて行動をされています。
起業してプライベートを充実させる、旅行へ行くぞというような甘いことを言っている起業家は、個人的な感想としてはうまくいかないと思います。成果を出してから考えるのであれば良いと思いますが、まだ成果も出ていないのに遊ぶことやプライベートの充実を考えているのであれば、それはプロではなくアマちゃんの思考だと思うので、プロが蠢く世界で生き残っていくのは難しいと思うので、優先すべきことはビジネスとして考えられるかどうかがポイントになると思います。
イエスマンになること
起業した当時のことを思い出しても、今でも同じスタンスですが、困っている人がいたら基本的には相談へ乗りますし、できることがあれば「イエス」というように伝えるようにしています。
9割ぐらいは損をすることが多いですが、それでも経験ですし、その経験が今生きていることもありますので、損得勘定ではなく、できることをやっていくというのも起業家としてできることかなと思っています。
僕はイエスマンになることは大事だと思っています。イエスマンになることは危険だということを話されている人もいますし、実際大変になる時もありますが、それも経験だと思えばなんとかなると思いますし、その時にイエスということを言えなければ、それでご縁が終わることもあります。
起業した時にはどんな仕事もイエスと答え受けてきました。できない仕事もあったのですが、色々な人へ相談をしたり、毎日徹夜で取り組んだりして、「できないこともできるようになる」までやっていました。
結局その繰り返しで、「結果的にできることが増えた」だけだと思っています。成果のでない起業家の特徴として、自分ができることだけしかやらないという特徴があります。これはリスクを背負わないという点では良いと思いますが、自分の限界を突破することができなかったり、自己成長という点でも伸びがないと思います。
自分の限界を自分で決めることは、自己成長がないので、新しいことへチャレンジする勇気が持てなくなることへ繋がることもありますので、なんでもイエスと答える習慣をつけて、自分自身を伸ばしていくことも大事だと思います。
ただこれは本当に何でもかんでもという意味ではなく、「自分や会社が成長ができる」というのもポイントです。詐欺的なことや社会的に信用を失いようなことに繋がるのであれば、断るようにするのも大事なことだと思います。特に「お金が儲かる」というような話には載らない方が良いですね。
仕事を一人で抱え込まないこと
起業したばかりの頃や起業してからも数年経ってからもそうだったのですが、仕事を一人で抱え込んでいました。会社になればスタッフへ仕事をこなしてもらうことができますが、個人でやっていることには何でもかんでも一人で取り組みました。
仕事を降れば「利益」が下がることが嫌だったのですが、これはとんでもない間違いだということに気づきました。
結局一人での仕事の量というものは限られていることに気づいて欲しいです。それを外注化することでもそうですし、スタッフへやってもらうような仕組みを作れば、自分の仕事の絶対量も増えていきます。
本当に自分がやるべきこととそうではないことを考えていく必要があるのですが、以前「一人起業には限界がある。アウトソーシングをすることの大切さ。」でもその大切さについては書いていますので、ぜひ呼んでください。
特に今の時代ではフリーランスで取り組んでいる方も多いので、フリーランスの方へお願いをすることも良いと思います。一つの仕事だけではなく複数の仕事をこなしていくためには、自分の仕事のあり方を考えていかなくてはいけないので、仕事の仕方も変わってきます。
仕事の仕方が変わればビジネスの規模を大きくしたり、広げていくことも可能になってくるので、一気に見える世界が変わってきます。起業した頃にもっとアウトソーシングなどを積極的に取り組めばよかったと感じていますので、起業したばかりの人や今起業して一人で仕事を抱えている人には、ぜひ取り組んで頂きたいと思います。
ビジネスよりも人を大事にする
起業家として12年間生き残って来れたのは、ビジネスだけではなくビジネスをする相手やお客様と向き合ってきたからだと個人的に感じている部分があります。ビジネスとしては成果を出していくための取り組みがとても大事です。
でも、ビジネスをしていく上では「人との関わり」が重要になることは間違いありません。人を大事にできなければビジネスがうまくいかないと思います。
僕も過去にとんでもない目に合ってきました。ビジネスパートナーの裏切りやお客様からの裏切り、スタッフの裏切りや外注の裏切りなど、起業しないとできない経験をしてきました(笑)
でも、それでも起業する価値があるかどうかと言えばあると思います。結局そう言った出来事の時に一緒に悩んでくれたり、解決してくれる人って出てくるので、良いことも悪いことも人に支えられているんだと思います。
ビジネスをしていて、本当に自分のことだけしか考えていない方も多いです。それはそれでも良いと思いますが、人にしたように自分もされるということを考えれば、早かれ遅かれ自分自身が同じような立場になるんだと思います。
ということは、自分自身が裏切られるようなことをしてきたんだと思うようになって、そうではいけないと思い、自分を律して人を大切にしていくことをもっと考えなければいけないと思いました。
出来事から学ぶことも多いですが、その出来事で悩みを抱えることの多くは「人」だと思います。人間関係や人間トラブルなどが多いと思いますし、僕も悩む時って人が関わっている時です。
そう言った時こそ自分の為人がわかると思いますので、いつどんな時でも「人を大事にする」という考え方で行動をしていけば、それが巡り巡って返ってくると思いますので、大事にしていただきたいポイントです。
行動し続けることができるかどうか
僕はなんだかんだ行動し続けることが大事だと思います。行動することをやめる人もいます。例えばコロナのような状態になった時に、多くの起業家は行動をやめました。こんな時こそ行動をするべきだし、行動の仕方を変えていくこともチャンスになります。
僕は田舎に住んでいます。メインの仕事場に行くには、高速道路を使い車で2、3時間かかることも当たり前です。1週間に3、4回は往復をすることも珍しくありませんでした。年間5万キロ車の移動をしていることや1年間で1000人以上の方と出会うことができれば、ビジネスって嫌でもうまく行くと思いませんか?
1000人以上の方とどうやって出会うのかという話は「1年で1000人以上と会うと決めた時、ネットの威力を感じた」でも書いていますので、合わせて読んでみて下さい。
行動することは、僕のようなバカでもできることです。会いたいと言ってくれる人がいればビジネスになるかどうかなんて関係なく会いに行っていました。話を聞いてみたいという相談でも同じことです。
僕はできればネットではなく、直接会うことで信頼も信用も築けると思っていますし、会うことでしかわからないことって多いと思っています。何もないからこそ行動をして、その行動から感じ取ってもらうこともあったと思います。
素敵な言葉で言うなら「情熱」「熱意」と言う言葉にできるかもしれませんが、何もない自分に会いたい、話が聞きたいって言ってもらえれば行くしかないですよね。行動の原動力なんてそんなものだと思います。
儲かるから行動をする?この人はお金になりそうだから行動をする?と言うのは、行動の本質ではないような気がしますし、ビジネスでもないような気がします。価値を考え、価値を提供し、その価値を必要としてくれている人がいる。そんな想いが大事なんだろ思ってしまいます。
まとめ
起業して12年間学ぶことはたくさんありました。一番にビジネスが続けられたと言うことは本当に有難いことですし、感謝しかありません。何よりもビジネスもそうですが、人として成長ができていることが嬉しいです。
知らない世界を体験できることやテレビや雑誌で出てくる人たちと仕事ができるなんてことも考えたことがありませんでしたが、それが実現できていたり、岡山の小さな田舎に住んでいる僕が、日本全国、世界へ行けるようになるなんて思ってもみませんでした。
起業する前の僕は、どこかへ行くのも知っている場所以外は行きたくないという性格だったし、人に何かを教えるといったこともできるなんて思ってもみませんでした。知らない自分がどんどんわかる今の起業家として生き方は、自分の可能性を広げてくれた手段の一つだったと思いますので、ぜひ起業家として生きていきたいという方や今悩んでいる起業家の方には頑張って頂きたいという思いがあります。
✅起業家として12年間続けられたのは、プロであるべき考え方と姿勢。そして、人を大事にすることができる起業家になること。
✅新しいことへチャレンジをする勇気を持ち、行動をし続けられる自分であることが大事。
✅プロであるべきことと謙虚であること。自分を律するためにも経験値を増やしていくことが大切になる。
以上の3つのポイントを大事にして頂き、その上で今回お伝えをしてきている起業家としての5つのポイントから気づきを得て頂けると嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。