起業家として仕事をしていると様々な仕事がきます。できることからできないことまで、本当に様々です。起業したばかりの頃は、とにかく収入になればなんでも仕事をしていました。頼まれた仕事はすべて「イエス」と答えて引き受けていました。
できないこともできるようになったり、仕事の成長度合いは変わっていったのですが、興味が持てない仕事も引き受けていたので、なんだかんでそういった仕事は長続きしませんでした。
ただ目先の収入を得るためには、どんな仕事でも引き受けていたので、それが結果的にどうだったかは引き受けてから出ないと分かりませんが、今だからわかることは興味が持てない仕事は断ることが大事です。
そもそも起業したときに「なんのために起業をしたのか」を具体化していることや、目的を忘れないようにして仕事をすることが大事です。自分がやるべきことへ集中することが大事になりますし、仕事を引き受ければ時間も取られるので、それがやりたいことであれば問題ありませんが、やりたくないものであれば断ることで、自分が本当に集中すべきことへ力を入れた方が、将来的にも良いと感じています。
すべての仕事を受けていた時代
冒頭でもお伝えをしましたが、僕は起業した頃はどんな仕事も引き受けていました。できない仕事も「できます」と答えて、そこから一生懸命勉強をしたり、実践をして取り組んできました。
今ではココナラやクラウドワークスなどの外注へお願いができるという仕組みもありますが、当時は外注へ仕事をお願いをすれば、今みたいに低価格ではなく高額な仕事として降らなければいけなかったので、簡単に仕事をお願いすることもできませんでした。
できないことはできるようになるまで、とにかくやるしかありませんし、教えてくれる人もいなかったので、本やネットの情報をもとに仕事をこなしていきました。そういった意味では、わからないことがわかるようになって良かったのですが、時間ということを考えれば、非常にもったいないことをしていたとも感じます。
何でもかんでもやれば良いということではなく、できないことはできないと断る勇気を持った方が良かったなと思いました。できないことができるようになるというのは美談とも受け取れますが、その裏ではお客様へ迷惑をかけたものもあります。
今は自分のやるべきことに集中をしていますので、自分の力が発揮できる場所で仕事をすることを決めていますが、経験値としてはこれまでやってきたことは無駄ではなかったと思いますが、それでももっとやるべきことがあったこともわかっていますし、学ぶことがあったのも理解ができます。
当時は目的もなく取り組んでいたのが、自分のビジネスを確立することが遅くなった原因だと思っていますので、起業した時の目的を忘れないようにして欲しいと思います。
仕事を断る勇気を持つ
どんな仕事も引き受けるのではなく、断る勇気を持つことも大事です。時間は無限にはありませんので、限られた時間の中で何を優先するかということを意識して仕事をすることが大事になります。
起業した頃は、仕事を断ることで収入が下がることが恐怖でしたが、よく考えればできない仕事を引き受けて、それに対してできるようになるまで調べて実践をしてという時間を考えれば時給が100円を切ることなんてさらにあります。
目先の仕事として考えれば良かったのですが、時間を考えた時にはバイトをした方が儲かるんじゃないかというレベルの仕事っぷりでしたので、得意なことを仕事にすることは大事なことだと思います。
仕事を断る勇気としては、その仕事を引き受けたとしてどれぐらいの時間がかかるのかということは考えなくてはいけません。もっと違う仕事をした方が良い場合もありますし、実際できないことを引き受けたとすれば、時給にしても仕事にしても見合わないことがほとんどです。
将来のためにスキルアップできる仕事であれば、時給とかではないと思いますので、自分が成長ができる仕事として受けるのはアリだと思います。でも、そうでない仕事に対しては断ることがお勧めです。
僕自身目先の収入を得るために、時間も損をしてきましたし、収入面でも労働対価としても低かったので、何も考えずにやっていたことを反省しています。起業家としての実績がないので、実績をつくることを考えていたのですが、本当に浅はかだったと思います。
最初の仕事を受ける時もそうですし、仕事が切れることへの恐怖や不安は、起業したばかりの頃は特に感じることですので、なんでも引き受けがちですが、個人的には興味がない仕事や関心がない仕事は引き受けないことをお勧めします。
興味が持てない仕事は続かない
実際僕の経験からでも、興味が持てない仕事は1度やっただけでその後も継続して仕事をやるかといえばやらないことが多いです。そもそも興味がないので、その仕事をずっと続けていくことって難しいと思います。
お金になりそうだけどお金にならないのが、興味がない仕事です。これまでもお伝えをしていますが、目先の収入に目を奪われると、長期的に考えた時には続かない仕事をしても仕方がないと思います。
ベンチャーやスタートアップ企業は、自分たちが実現したいことでビジネスをしています。これはすごく大切なことだと学びました。仕事をする時には、自分がやりたいことかどうかというのはすごく重要です。
人が成長する時には、問題を解決したり、その都度出てくる壁を乗り越えていくから成長ができます。興味がない仕事であれば、「これぐらいでいいかな」というような思考になりがちです。
そんな思考で仕事をしても成長なんてありませんし、学びとしても少ないです。それが自分が興味を持って取り組んでいることややりたいことであれば、次々に勉強もしますし、トライもしていくと思います。
自分の成長度合いでいっても、興味がない仕事をすることは自分の成長を遅くするものだと思いますし、対価としても学びに時間もかかり、それが一過性で終わるものになって終えば、仕事としての投資効果も期待ができません。
限られた時間の中で、自分がどのような仕事をしていくのか、何を目指していくのかは超重要になってくることを忘れないようにしなければいけないと思います。
仕事で成長度合いが変わる
どんな仕事をするかで仕事での成長度合いが変わってくると思います。興味がない仕事を引き受けていた頃よりも、今はやりたいことを仕事にしているのですが、明らかに成長度が変わっています。
先ほどもお伝えしましたが、自分がやりたいことは自分から積極的に学びを深めていきます。勉強する時間も楽しいですし、必要があればセミナーや人へ会いにいくこともやります。
全ての出来事が楽しいことばかりです。問題が起こってもそれを改善すべく動きをしていきますし、取り組みも進めていくスピードも変わっています。仕事で成長できるかどうかというのは、興味が持てるかどうかかもしれないですね。
どんな仕事も興味を持つことは大事なことだと思います。ただ無理やり興味を持っても続くことはありません。僕自身これまで色々なジャンルの仕事をしてきましたし、仕事を引き受けてきました。
1度しかやっていなジャンルの仕事もありますが、その仕事を今後同じように引き受けて行こうとは思えませんでした。興味というのは、仕事の内容やジャンルだけではなく、人という部分が大きな要素となることもあります。
この人と一緒に仕事がしたいと思える人であれば、仕事の内容というよりもその人へ興味があるので、仕事自体が楽しかったりしますし、この人へ認められたいという思いもあって取り組むので、学びの深さや仕事のスピード感は大きく変わってきます。
仕事の内容で仕事の成長度も変わりますが、それ以上に誰と仕事をするのか、誰の仕事を引き受けるのかでも仕事での成長度は変わってくると思います。
まとめ
興味がない仕事は断るということで、興味がないというのは関心がないことにも繋がります。興味を持つまでの時間や関心を持つまでの時間を考えると、自分がやりたいことをやるのが一番の成長になっていくと思います。
仕事をする上で大切なことは、日々成長をすることであり、日々アップデートをしていくことが重要になると思います。特に自分がやりたいことがあるのであれば、そのやりたいことが実現できるまでの時間は、とても大事なものになると思います。
興味がない仕事を引き受けるよりも、時間を優先させるためには、自分が何をやりたいのかということを改めて考える必要があると思いますし、日々何をしていけば良いのかを理解している必要があると思います。
起業したばかりの頃は特に目先のことだけしか考えられません。うまくいかない状況だと特にそうなっていきます。目の前のことに全力を尽くすことは大事なことで、仕事を引き受けてやっていくことも大事ですが、なんだかんだでそういった仕事は時給換算すると低くなることもそうですし、最悪後悔することへ繋がる可能性もありますので、自分の起業スタイルというものを明確にし、取り組むことが大事になると思います。
✅興味を持てない仕事を断ることは、自分のやりたいことを実現する時間が早くなることと同じことです。本当にやりたいことへ時間を使っていくことを大事にすること。
✅興味が持てない仕事は、時間とコストがかかるものだと知る。目先の利益にめを奪われると、本当に大切にしないといけない仕事や目標が達成できなくなる可能性もあるので気を付けること。
✅興味を持てないということは、仕事に興味を持てないので、引き受けたお客様や会社、商品やサービスにも興味が持てないことへ繋がるので、良い仕事ができない可能性が高くなりトラブルの原因になることもあるので気を付ける。
以上の3つのポイントを意識して、どんな仕事も引き受けるのではなくよく考えて仕事を引き受けることも大切だと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。