僕が起業して間もない頃には、成功者の良い部分だけにフォーカスをして、そこだけ真似をしてもうまくいかないという事実を知って、どうやったら自分自身がビジネスがうまくいくのかということを模索していた時代もあります。
今起業しているけど、なぜかビジネスがうまくいかない、本もたくさん読んだし、知識を吸収してきたけどうまくいかなく挫折しそうになっている人ほど読んでいただきたい内容になるのですが、世の中で自分が調べて見られる情報と言うのは、面の情報であって、そこに成功者が歩んできた挫折であったり、苦労というものが見えにくいような形になっています。
だからこそ成功者の裏の部分というものを知らなければいけないと思いますし、ビジネスで自分が考えたことがうまくいくことよりもうまくいかないことの方が多いという事実の中でビジネスを進めていくことが重要なので、今回その考え方についてお伝えしていこうと思います。
起業ブームだからこそ
今は起業ブームになっている時代です。起業することが当たり前にもなっていますし、働き方というものがいろいろなスタイルが出てきているからこそ、僕は安易に起業する事はお勧めしていません。
起業することが悪いわけではなく、世の中にある良い情報だけを受け取って、自分も成功するといったことを思い、起業していくのは、とてもリスクが高いということです。
今、僕の周りでも起業する方が増えているのですが、起業していく中でたくさん勉強してきた方もいますし、勉強していく中で自分のビジネスがうまくいくと感じている方も多いのですが、基本的にポジティブな考えで取り組んでいく事はとても危険だと言うことです。
起業ブームでは、起業することがとてもメリットがあり、誰でもうまくいくような風潮になっているのですが、実際起業してうまくいく人というのはとても少ないですし、起業家として長く生き続けている人というのはもっと少なくなります。
自分も成功している1人に入れるのであればそれに越した事はないと思うのですが、そこまで行くには並大抵の努力や運が必要になってくると思いますので、誰でも必ず成功するといったことではないということを知っておく必要があります。
誰でも成功できるのであれば、そんなに楽な話はないと思うのですが、起業ブームと言うのはそれぐらい誰でも簡単に成功ができるといったような情報が多いのが事実です。昔に比べて今ではSNSであったり、動画サイトの中で簡単に情報を受け取ることができます。
そういった情報を鵜呑みにして起業をしていくことによって、自分が考えてもみなかった挫折というものを味わうことになるかもしれません。
挫折が悪いというよりも、考え起業していく、そのためにやるべきことをやっておくことが必要だということです。
自己啓発本には書かれないこと
今は有名人などがたくさん自己啓発本などを書いていますし、自己啓発本を見て自分もできると勘違いする方も多いです。
もちろん勘違いをすることが悪いわけではなく、勘違いをして良い方向に向かっていくのであれば良いのですが、実際自己啓発本のようにビジネスが淡々とうまくいくような状況になっていかないことから、起業をすべきではなかったといったことを後悔し、自分自身の選択を後悔していく方も多いです。
僕も自己啓発本を見て、自分自身のモチベーションを高めることもあったり、自分の考えが足りない部分の情報を受け取ることができるようにもなりますが、今起業して14年目になりますが、自己啓発本に書かれてあるような成功体験というのは、本当に稀な話だと思っています。
起業していく中では、自分がビジネスを進めていく中でたくさんの失敗をしていき、その失敗をする中で人得て、そこからビジネスが少しずつうまくいくような状況になって行くことがほとんどだと思います。
最初からうまくいくような状況を作る事はなかなかできないですし、うまくいくためにはそれ相応のリサーチ力も必要になってきます。
自己啓発本を読んで自分にもできるというように勘違いをし、その勘違いが悪い方向に行ってしまう可能性の方が高いので、後悔しない選択をするためには、自分自身の思いであったり、なぜビジネスがやりたいのかといったことも考えなくてはいけないです。
その上でどっちを選択していくのかを決めていかなければいけないと思うので、自己啓発本を読んでモチベーションを高めたり、自分にもできるという思いを持つ事は良いと思うのですが、そこから先に進んでいくためにはリサーチが必要になると言うことです。
リサーチ力の違い
起業して成功していくためには、圧倒的なリサーチ力というものが重要になってきます。リサーチというのは終わりがない作業とも言われますし、常にリサーチをやっていかなければいけません。
僕自身リサーチと言うのは毎日やっていますし、徹底してやるようにしてその中でこのビジネスはいけると思ったものだけを取り組むようにしています。
それでも失敗することの方が多いですし、作業を進めていく中ではできない部分が増えてくるので、そういった部分をどのように回していくかを考えていかなければいけないのですが、起業する前にリサーチをしている人もいるのですが、そのリサーチと言うものが、圧倒的に足りないことの方が多いです。
結局自分だけが満足したリサーチをやっても仕方がないので、リサーチをしていく中では、誰もが納得できるような根拠を作っていくことも必要だと思いますし、インターネット上にある情報だけでは足りないことがほとんどです。
ですから自分で足を使って情報を取得していくと言うことも大事になりますし場合によっては同じようなビジネスをやっている経営者の人から話を聞くことも大事になると思います。
そういった時にその経営者が主催しているセミナーであったり、交流会などに参加をするといったことも良いと思いますし、実際にサービスを受けてみることもお勧めします。
インターネットだけの情報ではなく、リアルに足を使って情報を取得していく中で、そして自分の自ら体験することによって、そこからこのビジネスが本当に行けるかどうかと言うものを確認していかなければいけないですし、それだけやってもお客様が納得してくれるものになるかどうかは別問題で、実際テストマーケティングを行っていくようなこともやらなければリサーチの段階ではリサーチをしたとは言えないと思います。
自己満足なリサーチではなく、客観的に根拠を作り納得できるビジネスモデルを作っていくのがリサーチ力になると言うことです。
表の部分だけではなく裏の部分も知る
成功者というのは、成功している部分だけが表立って見えるようになっているのですが、その成功の裏にはとんでもない努力をしていますし、誰もやりたくないようなことを自らが進んで取り組んでいることが多いです。
そういった面の部分だけではなく裏の部分を知ることによって、自分でも本当にできるかどうか、自分がやっていけるかどうかといったことを考えていかなくてはいけないと思います。
起業して失敗する事はすごく大事になりますし、その失敗することに対して恐怖を感じるのであれば、失敗を繰り返していくことを考え、失敗を前提にそれをクリアにしていくことによって成功に近づいていくことができるといったマインドセットを身に付ける必要もあります。
起業して順風満帆に全てうまくいくといった事はないということです。そういった苦労話をしても、だれもそんな話を聞きたくないですし、もっと楽に稼げたといった情報をみんなが求めているからこそ、そういった部分がフォーカスされて世の中に情報として出ていくことになっているということにも気づかなければいけないと思います。
僕は起業して自分自身がうまくいかなくて挫折しそうになったからこそ、うまくいかないということがあるんだということを初めから教えて欲しかったです。
当たり前のようですが、僕のようにまだ起業したことがなくて、ビジネスに耐性がない人たちは、失敗をしたくないという思いが誰よりも強いです。
だからこそ失敗をしないためにセミナーに参加したり、教材などを買ったりするのだと思うのですが、それでも意欲はあると思うので、その意欲を下げないためには、最初からうまくいくことだけではなく、失敗を前提に行動をしていかなければいけないということもできるだけ伝えてあげたほうが、これから起業する人にとってみてもいいと思います。
もちろん起業することがあなただけ、そういったリサーチも含めてやっている人がいいと思うのですが、最初にお伝えしたように世の中の風潮としては起業することがブームであり、いかに自分でも、誰でも成功ができるのかといった情報が多いからこそ気をつけなくてはいけないと思っています。
まとめ
世の中に出ている起業家の成功体験と言うのは本当に良い部分しか出ていないということを知っていただきたいですし、成功する裏には並大抵の努力や幸運をつかんでいるといったことを感じていただきたいです。
また幸運をつかむためには努力が必要だと思いますし、人間力も必要になってきます。周りから応援される人というのは、応援されるような魅力があり、その魅力というものが人間力につながっているのだと思います。
まだビジネスをやるべき段階ではないといった人も起業することによって、チャンスを掴むこともできると思うのですが、多くの場合はチャンスを使う前に挫折したり、やめていく方が多いのも事実です。
本当に起業家として成功していこうと思ったときには、表の部分だけではなく裏の上もしっかりとリサーチをして、苦労してでも成功したいかどうか、本当にビジネスがやりたいかどうかと言うのを考えなくてはいけないと思います。
✅成功するまでの誰にも経験ができない裏の部分こそが、今の起業ブームで知らなければいけないこと。
✅本当に自分が起業したいと言う思いがあるのであれば、やるべきことを誰よりもやることが必要。
✅表の部分にフォーカスをして伝えれば、それだけ魅力的に映るかもしれないが、実際やるのは自分自身であり、そのやるときの覚悟が今問われている。
以上の3つのポイントを含め、今回お伝えしてきた内容をしっかりと考えていただき、これから起業する方のヒントや参考になったり、今起業している人たちの起業の考え方の参考になるとうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。