起業家としてやるべきことをやることは、当たり前のようですが当たり前のように取り組むことがなかなかできません。頭でわかっているけどできないのと一緒です。僕が起業して目の前のことだけに集中して取り組んできたのですが、これが当たり前ではないことに気づきました。
起業するとやりたいことが増えますし、やりたいことを全部していると時間がかかります。時間を作るためには仕事の効率化を求めなくてはいけないですし、矛盾していますが、やりたいことがあるからこそやらないことを作るというのも大事です。起業をすると交流する機会も増えます。
交流する機会が増えれば、そこに時間をとられてしまいますし、起業したばかりの頃は採算度外視で仕事を引き受けることもありましたので、時間をとられることが増えて、やるべきことができないこともありました。
今回やるべきことをやるためにどうすれば良いのかという考え方についてお伝えをしていければと思います。時間がないという起業家には参考になる点が多いと思いますので楽しみにしてください。
やるべきことができない起業家は成果が出ない
当たり前ですがやるべきことができなければ起業家としての成果は出ません。成果が出ないということは、実績をつくることができないので、実績がつくれないということは起業家としてのブランディングもできなくなります。
やるべきことができない起業家を見ていると、僕もそうだったのですが、自分のことよりも他人の時間を優先することが多いように感じます。タスク管理や1日のスケジュールでも自分の時間をどれだけ確保ができるか、またそれに向けてどれぐらい時間を作れるかが重要になってきます。
時間を他人のために優先してスケジュールを組めば、それだけ自分のやるべきことへ使える時間は少なくなりますので、この負のスパイラルにハマるととんでもない目にあいます。
僕もそうだったのですが、自分がやるべきことへ使える時間を調べてみると、とんでもなく少ない時間で、成果が出ないのも当たり前だと思いました。もちろん目の前の任されている仕事を全力で取り組むことは必要ですが、バランスがなんでも大事だと思います。
このバランスですが、8割は自分の仕事にして、2割は任された仕事をするようにしてみると結果的に成果が出ていきますし、ビジネスの効率化について学ぶことができます。自分がしている仕事でも人へ任せることができれば、それだけ自分の時間があくようになります。
どれだけ自分の時間が確保できるのかということを考えてビジネスをすることが、やるべきことができる流れを作るきっかけになると思います。
今日やるべきことを今日やること
2つ目のポイントも当たり前のことですが、今日やるべきことを今日やることは次の日へ向けての準備にもなりますので、やらなければいけません。今日やることができなければ、次の日にやるとしても、1日遅れとかではなく10日、20日遠くれることへ繋がります。
仕事ってそんなもんですし、早ければ早いほどチャンスを掴むという流れにもなります。同じようなことを考えていたけど、相手の方が1日早く告知ができれば、相手の方が先行者利益を得やすいです。
それぐらい1日というのは、とても貴重だし、その時間というのは取り返しがつかないものだということを認識しなければいけません。大手企業でも1日のリリースが遅くなり、チャンスを逃すことになってしまった例はいくらでもあります。
時間というのは、待ってくれないし、時間を制すものは仕事を制すとも言われているぐらいなので、時間との勝負を毎日考えて取り組まなければ、ビジネスをしていて後悔することもあると思います。
今日やるべきことを今日やるという覚悟を持って仕事に取り組めているかどうかで、1日の仕事のスピードも変わってきます。なんとしてでも、今日はここまでやるんだという覚悟を持って仕事をしている起業家って少ないと思います。
明日で良いかなという話はあとでしますが、明日するということは今日しなくても良いということを考えているわけですから、今日本気でやると思っている起業家に比べると、その1日が繰り返しとなるわけで、1年後には相当な時間も、できている量も変わってくるのは明白です。
明日で良いかはビジネスの終わり
今日やるべきことができない方が「明日でも良いか」という思いがあるとしたら、その思いは起業家生命を奪っていくものになります。明日で良いというのは、結局は自分の中での甘い考え方になります。
甘い考え方であれば、ビジネスは成果を出すことは正直難しいです。簡単に、楽にという言葉が好きなのが人間で寿司、僕もそういった言葉は好きだし、そんなビジネスがあれば、フラフラっと流れていきそうになりますが、でも方や一方では本気で今日という日を勝負している起業家もいるわけです。
甘い考えを持ってそんな本気で戦っている起業家と肩を並べてやること自体、恥ずかしいと思いますし、一緒にされたくないと思っていると思います。ポジショントークでは、楽とか簡単とか、飲むのが仕事とか言っている人もいますが、その裏では見せない努力をしています。
僕の友人でも飲んで帰ってから数時間やるべきことを集中して取り組んでいる話も聞いています。遊びと仕事は別ということですね。でも、努力していますよっていうことを伝えるのって見せなくても良い姿というように思います。
僕は言いますが(笑)それぐらいやらないと起業家って長く続けられませんし、実際毎日必死になって取り組んでいる起業家の方ってめちゃめちゃ多いです。土日が休みとかアフター5とかそんな世界ではありません。
自分が好きでやっていることで、自分が見たい世界があるのに、休憩することって必要なんでしょうか?休憩の定義も人によって違うと思いますし、よくある話ですが、遊びも仕事も境目はないということを成功している人たちが言います。
それぐらい仕事も遊びも本気で取り組んでいるし、その中で明日で良いかなっていうのは、ビジネスが終わることと同義なんだと思います。仕事をお願いする時でも、急ぎの仕事がある場合は早めにして欲しいという気持ちがあります。
無茶をお願いしますが、それに答えてくれる人であれば次もお願いをできますし、もっと次は高単価でより良い仕事を任せたいということになりますが、「明日は休みなのでできません」という話を聞くと、次にお願いをすることはないかなと思います。
明日というのは誰も保証してくれない世界ですから、明日で良いかという言葉を使わない起業家になることが大事だと思います。
やるべきことを習慣化する
やるべきことをやるというのは、習慣化によってできます。習慣化にならなければできないというのもあります。僕の場合はブログを毎日3000文字以上を書いています。これは自分に課している課題と同じなのですが、最初は本当に大変ですが、毎日書いているとそれが当たり前になってきます。
当たり前になってくると、面倒だなとか思うこともありますが、ただそれに向けてパソコンに向かって書いている自分がいます。明日で良いかなと思うことはなく、今日やるべき課題として淡々と取り組んでいます。
これが習慣化の良いところだと思います。息をすることを面倒だなと思ったことはないと思いますし、今日は息することをやめようとか思わないと思います。無意識にやっていることだと思いますが、この無意識でできるレベルまで持っていくことが大事だと思います。
やるべきことを習慣化することで、毎日やるべきことが淡々と取り組めて、結果的に成果が出てきます。成果が出ればモチベーションも上がるので、次の仕事への意欲も出てきますし、行動力もアップしていきます。
やるべきことをやれる自分になっていくことが、起業家としての成長を促すものへなりますし、覚悟とか本気とかって、それも習慣化によって維持できるものだと思います。
僕の場合は、集中しすぎて気付いたら3時間経っていることや5時間経っていることがよくあります。目の前のことに集中しすぎて、やるべきことをこなしていると、時間というのはあっという間に過ぎ去っていくものです。
その時の自分の状態は、集中しすぎていますから気付いた時には汗もかいているし、疲れ方が半端ではありません。それぐらい熱中してできることって、子供の頃のゲームを夢中でしていて、ご飯を食べるのも忘れてやっているぐらい面白いものだからです。
習慣化することは、集中力を鍛えるものにもつながってくると思いますので、ぜひ取り組んでみてください。
まとめ
やるべきことをやる方法というのは、習慣化をすることから今日やり切る覚悟を持つこと、明日で良いかという甘い考え方を持たないなど、自分との戦いになると思います。起業すると誰に何かを言われるわけではないので、自分が時間も仕事もコントロールをしていかなければいけません。
自分の裁量でなんでもできてしまう分、意志の力が必要になってきます。意志の力が弱ければ、自分に負けてしまうので、今日やらないといけないことも明日になったり、明日になってもできないこともあると思います。
自分に負けない精神力をつくるためにも、「やるべきことをやる」という当たり前のことができる自分になっていくことが必要だと思います。
✅やるべきことがやれる環境を作るためには、自分の甘い考えを書き出して、自分と向き合うことも必要。
✅自分の弱さがわかれば、弱さをカバーできる方法を出し、そこから毎日習慣化ができる仕組みをつくる。
✅やるべきことがやれるためには、今日やる力、意志の力、習慣化、時間の使い方など一つ一つを具体化して、自分のやるべきことを明確にして、バランスを持って1日のスケジュールを組みタスク管理をしていくことも大事。
以上の3つのポイントとこれまでお伝えをしてきた考え方を参考にして頂き、やるべきことができるような体質になれるきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。